ロシア教育アカデミー(読み)ロシアきょういくアカデミー

大学事典 「ロシア教育アカデミー」の解説

ロシア教育アカデミー[露]
ロシアきょういくアカデミー

1943年にロシア社会主義共和国連邦教育科学アカデミーとして創設。1966年にソ連邦教育科学アカデミーとなり,全ソ連邦の初等中等教育カリキュラム教材の開発に関わる研究を行ってきた。ソ連邦崩壊に伴い,1991年12月にロシア教育アカデミーとして再編された。2011/12年度には研究組織を見直し,一部の研究所を廃止・再編した。2013年9月現在,ニコライ・ニカンドロフ総裁の下に正会員128人,通信会員162人,名誉会員13人,外国人会員71人がいる。研究組織は教育哲学・理論教育学,心理学・年齢生理学,普通中等教育,職業教育,教育・文化の5部門に分かれ,25の研究所とウシンスキー記念国立教育科学図書館および玩具芸術・教育博物館がある。幼稚園1園,初等中等教育学校15校,中等職業教育学校4校,高等教育機関9校,補充教育機関4施設と連携しながら研究を行っている。本部はモスクワ市にあるが,研究所は各地に置かれており,ヴォルガ川流域・コーカサス地方,シベリア地方および北西地方の3ヵ所に支部がある。
著者: 澤野由紀子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android