知恵蔵2010の解説
データの欠損を伴わない圧縮のこと。一般には音楽の分野で、高音質で記録される方式のことを指す。「ロスレスオーディオ」ともいう。圧縮を行わない「リニアPCM方式」も、データのロスはないので厳密には「ロスレス」だが、通常「ロスレス」と言った場合には、リニアPCM形式「以外」を指す。
総称であり、特定の音楽圧縮方式のことではないが、パソコン・携帯音楽プレイヤー向けの場合と、Blu-ray Disc向けの場合に使われることが多い。前者はCDと同じステレオ2ch、後者は5.1 chや7.1chなどのマルチチャンネルオーディオが一般的だ。パソコン。携帯音楽プレイヤー向けとしては、「Apple ロスレス(ALAC)」「Windows Media Audio Lossless」「ATRAC Lossless」が、Blu-ray向けでは「Dolby TrueHD」「DTS-HD MasterAudio」が有名。
データ欠損がないということは、論理的には元データと音質に変化はないはずだが、実際には圧縮方式や再生機器のクセによるものか、ごくわずかな音質の「違い」が発生する場合が多い。
(
西田宗千佳フリージャーナリスト)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
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