ロンイエン(竜煙)鉄鉱山(読み)ロンイエンてっこうざん(英語表記)Longyan tiekuang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ロンイエン(竜煙)鉄鉱山
ロンイエンてっこうざん
Longyan tiekuang

中国華北地方,ホーペイ (河北) 省北西部にある鉄鉱山。シュワンホワ (宣化) 県東半を中心にチーチョン (赤城) 県,ホワイライ (懐来) 県にかけて広がる。推定埋蔵量は1億 9000万t。9つの鉱区がある。 1918年採掘が始められ,日中戦争中は鉱石大部分が八幡製鉄所と昭和製鋼のアンシャン (鞍山) 製鉄所に送られた。人民共和国成立後,国営企業として再建され,ペキン (北京) 市西郊のシーチンシャン (石景山) にあるショウトー (首都) 鉄鋼コンビナートに原料を供給するほか,アンシャン市,パオトウ (包頭) 市,タイユワン (太原) 市の製鉄所の原料にもなっている。シュワンホワ県にも製鉄所と機械,セメントなどの工場がある。チンパオ (京包) 鉄道の支線がパンチヤプー鉱区まで延びている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android