ローダミンB(読み)ローダミンビー

化学辞典 第2版 「ローダミンB」の解説

ローダミンB
ローダミンビー
Rhodamine B

C28H31ClN2O3(479.02).テトラエチルローダミン(tetraethylrhodamine)ともいう.m-ジエチルアミノフェノールを無水フタル酸と縮合させ,生成物のフタル酸塩をアルカリで分解し,さらに塩酸塩として製造する.光沢のある暗緑色結晶または赤紫色の粉末.水,エタノールに溶けて青味のある鮮紅色を呈する.希薄溶液は黄色の蛍光を発する.吸収極大517,555 mμ.繊維,皮革の染色,紙,セルロイド,香粧品などの着色料,また,カチオン性色素として,無色の陰イオン,金属錯陰イオンの比色・定量分析に用いられる.[CAS 81-88-9][別用語参照]キサンテン染料

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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