ワット(工率および電力の単位)(読み)わっと(英語表記)watt

翻訳|watt

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ワット(工率および電力の単位)
わっと
watt

仕事率、工率電力および放射束を表す国際単位系SI)の組立単位であり、固有の名称記号で表される。記号はW。工率としては、1秒間に1ジュールの仕事をする割合である。電力としては、1アンペアの不変電流によって1秒間に消費される電力をいう。放射束は、ある面を、たとえば1秒間にどれだけのエネルギーが通過していくかという放射量をいう。名称はイギリスの機械技術者ジェームス・ワットにちなむ。

[小泉袈裟勝・今井秀孝 2015年4月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android