一に俵(読み)いちにたわら

精選版 日本国語大辞典 「一に俵」の意味・読み・例文・類語

いち【一】 に 俵(たわら)

  1. ( 大黒舞歌詞「一に俵ふまへて、二ににこっと笑うて、三に酒を造って」から出た言葉 ) 物事を並べあげるとき、その言い出しに用いる表現
    1. [初出の実例]「大黒殿や波濃大声 一に俵二には喰物三に酒」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一七)
    2. 「一に俵(タハラ)、二階造り、三階蔵を見わたせば、都に大黒屋といへる分限者有ける」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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