一世の源氏(読み)イッセノゲンジ

デジタル大辞泉 「一世の源氏」の意味・読み・例文・類語

いっせ‐の‐げんじ【一世の源氏】

みなもとの姓を賜り、臣下にくだった皇子親王の子で源氏になった者を二世の源氏というのに対する語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一世の源氏」の意味・読み・例文・類語

いっせ【一世】 の 源氏(げんじ)

① 源(みなもと)の姓を天皇から賜わり、臣下となった皇子。親王の子で源氏になるのを、二世の源氏というのに対する。嵯峨天皇の皇子、源信(みなもとのまこと)をその最初とする。
延喜式(927)四一「凡一世源氏有犯、遣疏就弾之」
② 天皇の子で臣下となった人。臣下と結婚した内親王
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「つつみてのみ過しけれど、一世の源氏の心魂、人に勝れ給へりけるを得て」

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