一仏(読み)イチブツ

デジタル大辞泉 「一仏」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぶつ【一仏】

一体の仏。また、同一の仏。
阿弥陀仏のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「一仏」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぶつ【一仏】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 一尊の仏。
    1. [初出の実例]「一仏の御装(よそひ)かくのごとし」(出典栄花物語(1028‐92頃)音楽)
    2. [その他の文献]〔大蔵法数‐二〕
  3. 同一の仏。
    1. [初出の実例]「仏は様々にいませども、まことは一仏なりとかや、薬師も彌陀も釈迦彌勒も、さながら大日とこそ聞け」(出典:梁塵秘抄(1179頃)一)
  4. 特に阿彌陀如来のこと。
    1. [初出の実例]「其の時に、極楽の一仏・二菩薩在まして」(出典:今昔物語集(1120頃)六)

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