一句立(読み)いっくだて

精選版 日本国語大辞典 「一句立」の意味・読み・例文・類語

いっく‐だて【一句立】

〘名〙 連俳で用いる語。
① 付合(つけあい)で、その付句一句だけで独立して味わいうることを主とし、前句との関連に重きをおかないもの。連歌時代からあるが、特に江戸座伊勢派の俳人たちに喜ばれた。
冠付(かむりづけ)一種。四音の名詞を出題し、次の助詞の一字は作者に任せて、以下の七五を受けさせるもの。伊勢で行なわれた。〔俳諧・続三疋猿(1748)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android