一夫関に当たれば万夫も開くなし
一人が関所を守れば、万人の力をもってしても通れない。きわめて険しく、守りの堅い所をいう。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
いっぷ【一夫】 関(かん)に当(あ)たれば万夫(ばんぷ)も開(ひら)くなし
(一人が関所を守れば、万人が力をふるっても通れないの意から) きわめて険しい山路、
要害堅固な所をいう。
※
太平記(14C後)三九「誠に
一夫(いっプ)忿
(イカッ)て関
(セキ)に臨
(ノゾメバ)、
万夫(バンフ)も不可傍
(ソフべからず)と見へたり」 〔李白‐蜀道難〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報