精選版 日本国語大辞典 「一季奉公」の意味・読み・例文・類語
いっき‐ほうこう【一季奉公】
〘名〙 出替わり奉公人で、出替わり季から翌年の出替わり季までの一年間雇用されること。また、その者。戦国時代からみられ、江戸時代に一般化した。年季奉公または、譜代奉公と区別された。一季者。一季居(いっきすわり)。
※新加制式(1562‐73)一三条「一、一季奉公輩事。右経二歴諸方一而致二奉公一之輩、当二其月一乞レ暇常習也」
ひとき‐ぼうこう【一季奉公】
〘名〙 江戸時代、出替わり奉公人で、出替わり季から翌年の出替わり季までの一年間雇用されること。また、その者。ひときおり。いっきほうこう。
※三河物語(1626頃)三「一(ヒト)きぼうかうをして世をめぐるも有」
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