一座の宣旨(読み)イチザノセンジ

デジタル大辞泉 「一座の宣旨」の意味・読み・例文・類語

いちざ‐の‐せんじ【一座の宣旨】

宮中第一上座に着くことを認める宣旨摂政関白位階序列にかかわらずこの宣旨を受けた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一座の宣旨」の意味・読み・例文・類語

いちざ【一座】 の=宣旨(せんじ)[=宣(せん)

  1. 第一の上座につくことを許す宣旨。たいてい摂関は一座宣旨をうけて、官位に関係なく三公の上に列する。
    1. [初出の実例]「一座宣旨事、粗被子細」(出典葉黄記‐寛元四年(1246)一〇月一七日)
    2. 「安位寺前大僧正御房大僧正一座宣」(出典:大乗院寺社雑事記‐宝徳二年(1450)七月二六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android