一手持(読み)いってもち

精選版 日本国語大辞典 「一手持」の意味・読み・例文・類語

いって‐もち【一手持】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分一人で持つこと。
  3. 自分一人で負担すること。一人で維持すること。ことに、諸侯資産家などが、一人で寺社その他の造営維持費を持つこと。
    1. [初出の実例]「ドウだ迚(とて)幕府の一手持(イッテモチ)は六(むづ)かしい」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉王政維新)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android