一括(読み)いっかつ

精選版 日本国語大辞典 「一括」の意味・読み・例文・類語

いっ‐かつ ‥クヮツ【一括】

〘名〙 多く物事一つにまとめること。また、まとめたもの。ひとたばね。ひとくくり。
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉四「一括の繿縷(〈注〉ぼろ)、虱巣穴を為し」
福翁自伝(1899)老余の半生「私が家に居り世に処するの法を一括(イックヮツ)して手短に申せば」

ひと‐くるめ【一括】

〘名〙 一つにくくること。一まとめ。
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)一「帝も后も一くるめ」

ひと‐くくり【一括】

〘名〙 多くの物を一つにまとめくくること。また、そのもの。いっかつ。〔いろは字(1559)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一括」の意味・読み・例文・類語

いっ‐かつ〔‐クワツ〕【一括】

[名](スル)一つにまとめること。また、まとめたもの。「一括して購入する」「一括審議」「かな漢字一括変換」
[類語]総合総括統括包括統合集約集成締めくく統一包括的総合的統一的横断的重層的複眼的多面的十把一絡ひとから一体化一本化

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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