朝日日本歴史人物事典 「一条実雅」の解説
一条実雅
生年:建久7(1196)
鎌倉初期の公卿。父は一条能保。貞応1(1222)年参議。西園寺公経の猶子で,伊与宰相中将と呼ばれた。鎌倉幕府第4代将軍藤原頼経に仕えて鎌倉に住み,北条義時の女婿となった。伊賀氏の乱(1224)では新将軍に擬されたが,企ては失敗し越前国に配流される。まもなく死亡するが,幕府の命で殺されたのかもしれない。
(本郷和人)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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