一枚板(読み)いちまいいた

精選版 日本国語大辞典 「一枚板」の意味・読み・例文・類語

いちまい‐いた【一枚板】

〘名〙
① 一枚でできている板、また、板状のもの。長板(ながいた)
山上宗二記(1588‐90)「床の天井板は杉の一枚いた也」
② 特に、茶の湯台子地板に当たるもの。
※宗達茶湯日記(他会記)‐天文一八年(1549)四月七日「一枚板に姥口釜、しがらき、二つ置也」
③ (筋肉が緊縮して、からだが板のように硬直するところから) 「はしょうふう(破傷風)」の異称
カズイスチカ(1911)〈森鴎外〉「倅(せがれ)が一枚板(イチマイイタ)になったから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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