一町田(読み)いっちょうだ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「一町田」の意味・わかりやすい解説

一町田
いっちょうだ

熊本県天草市(あまくさし)河浦町河浦(かわうらまちかわうら)の一地区。旧一町田村。壱丁田とも書く。藩政時代には、一町田組として富岡代官の支配を受けた。17世紀初頭の中国明(みん)の『図書編』にある肥後(ひご)六港のうち、阿麻国撤(あまくさ)と記されているのは、一町田組の河内(かわち)浦のことと推定されているので、かつては対外貿易港として栄えたものと考えられる。

[山口守人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android