一肩(読み)ヒトカタ

デジタル大辞泉 「一肩」の意味・読み・例文・類語

ひと‐かた【一肩】

駕籠かごなどの一方を担ぐこと。
負担一部を受け持つこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一肩」の意味・読み・例文・類語

ひと‐かた【一肩】

〘名〙
片方の肩。一方の肩。
※俳諧・末若葉(1697)上「ひろふた紙を干す崩れ垣 一肩に醤漉(みそこし)をよろぼひて」
駕籠などの一方を担ぐこと。また、その一方。駕籠などをちょっと担ぐことにもいう。
※俳諧・白馬(1702)上「息杖を一肩ぬくや氷水〈潘川〉」
③ 転じて、援助すること。負担の一部を受け持つこと。ちょっと助力すること。
人情本・春色恵の花(1836)二「是非おれが一肩(ヒトカタ)いれてやろふから」

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