一色次郎(読み)いっしき じろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一色次郎」の解説

一色次郎 いっしき-じろう

1916-1988 昭和時代後期の小説家。
大正5年5月1日生まれ。佐佐木茂索知遇を得,戦後執筆生活にはいる。昭和42年「青幻記」で太宰治(だざい-おさむ)賞。「東京大空襲・戦災誌」を早乙女(さおとめ)勝元と編集し,49年菊池寛賞。幼時に父が無実の罪で獄死したいきさつがあり,死刑廃止運動に尽力した。昭和63年5月25日死去。72歳。鹿児島県出身。本名は大屋典一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android