一色進退・一式進退(読み)いっしきしんだい

精選版 日本国語大辞典 「一色進退・一式進退」の意味・読み・例文・類語

いっしき‐しんだい【一色進退・一式進退】

〘名〙 中世知行制において、ある特定所領一人進止(思うままに支配)すること。一向進止。
政基公旅引付‐文亀二年(1502)九月一三日「可一色進退之地也」
説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一五「御おんのつまに、めんずると、みののくに、十八かうりを、いっしきしんたい、そうまんどころを、きみのちゃうどのに、たまはるなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android