一跨(読み)ひとまたぎ

精選版 日本国語大辞典 「一跨」の意味・読み・例文・類語

ひと‐またぎ【一跨】

〘名〙
一足でまたいで物を越えること。転じて、容易に行けるぐらいの近さ。ひとまたげ。
※俳諧・梅塵本八番日記‐文政四年(1820)「浅草 涼しさや一またぎでも不二の山」
② 転じて、ある期間をあっさり通過すること。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「天保六年の頃には〈略〉誰一人弔ふ者も無く明治を一跨(ヒトマタ)ぎにして大正六年に及んだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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