デジタル大辞泉
「一躍」の意味・読み・例文・類語
いち‐やく【一躍】
[名](スル)
1 1回跳躍すること。ひととび。
「馬はおびえて―し、姫は辛うじて鞍にこらえたり」〈鴎外・文づかひ〉
2 途中の段階を飛び越えて進むこと。いっぺんに評価が上がること。一足とび。副詞的にも用いる。「一躍文壇に名を馳せる」
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いち‐やく【一躍】
〘名〙 (
単独または「して」を伴って副詞的にも用いる)
①
一回の跳躍。ひと足で飛び上がること。ひととび。
※済北集(1346頃か)六・魚水滴「一躍飜レ身出二綱中一、墨池那畔楽二従容一」
※文づかひ(1891)〈
森鴎外〉「馬はおびえて一躍し、姫は辛うじて鞍にこらへたり」
②
一定の
順序をふまないで、急に段階が進むこと。一足とび。「一躍人気作家となる」
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉二「最早
(もう)此れで僕は一躍して西山塾の
一生となったのである」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「一躍」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報