一輪草(読み)イチリンソウ

デジタル大辞泉 「一輪草」の意味・読み・例文・類語

いちりん‐そう〔‐サウ〕【一輪草】

キンポウゲ科多年草山裾草地に生え、高さ20~25センチ。葉は複葉で、小葉羽状に深く裂けている。4月ごろ、花びら状の白いがくをもつ花を1個開く。一花草いちげそう

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精選版 日本国語大辞典 「一輪草」の意味・読み・例文・類語

いちりん‐そう‥サウ【一輪草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キンポウゲ科の多年草。本州四国、九州の林地に生える。高さ約二〇~三〇センチメートル。根径は白色多肉質でやや長く、横にはう。根茎から出る葉は羽状に裂けた小葉からなる葉は三出複葉で、長い柄がある。春、直径四センチメートルぐらいの花が茎の頂に一個咲く。花茎には三小葉からなる有柄の苞葉を三枚輪生する。花弁状のがく片は白い楕円形で外面は淡紫色。いちげそう。うらべにいちげ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「二月〈略〉一輪草 苗代茰」(出典:俳諧・清鉋(1745頃)一)
  3. 植物うめばちそう(梅鉢草)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「一輪草」の解説

一輪草 (イチリンソウ)

学名Anemone nikoensis
植物。キンポウゲ科の多年草,園芸植物

一輪草 (イチリンソウ)

植物。ユキノシタ科の多年草,園芸植物。ウメバチソウ別称

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