丁役(読み)テイエキ

デジタル大辞泉 「丁役」の意味・読み・例文・類語

てい‐えき【丁役】

律令制で、諸国から徴発された正丁が諸官司の労役に服したこと。→仕丁じちょう

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精選版 日本国語大辞典 「丁役」の意味・読み・例文・類語

てい‐えき【丁役】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 労役にあたる壮丁。〔張籍西州詩〕
  3. 令制で、諸国の正丁を徴発して上京させ、諸官司で労役させること。仕丁(じちょう)と称し、五〇戸から二人を差出し、三年間使役する。また、少数ながら女丁(にょてい)も存在した。→仕丁
    1. [初出の実例]「凡飛騨匠丁役中身死者、勿其代。役畢還国者、免当年徭役」(出典:延喜式(927)二二)

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普及版 字通 「丁役」の読み・字形・画数・意味

【丁役】ていえき

壮丁としての公役。唐・張籍〔西州〕詩 郡縣、丁役を發し 夫各征行す 男を生むもふこと能はず 身に姓名ることを懼る

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