七人の子はなすとも女に心許すな(読み)しちにんのこはなすともおんなにこころゆるすな

精選版 日本国語大辞典 の解説

しちにん【七人】 の=子(こ)[=子仲(こなか)]はなすとも女(おんな)に=心(こころ)[=肌(はだ)]許(ゆる)すな

(「詩経‐邶風・凱風」の序の「衛之淫風流行、雖七子之母、猶不其室」によることば) 七人子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すなということ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二「親故にてい女の道やぶるやつにはあらね共、七人の子はなす共女に心ゆるすなと申すせわも有といひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android