七十間町(読み)ななじつけんまち

日本歴史地名大系 「七十間町」の解説

七十間町
ななじつけんまち

[現在地名]高松市御坊町ごぼうまち

徳法とくほう寺の東隣から東へ無量寿むりようじゆ院まで、北は御坊町、南は福田ふくだ町に囲まれた城下最小の町区。東西七〇間で、町名もこれに由来すると考えられる。なお無量寿院は当町に含まれた。高松城下図屏風には数軒の町屋が描かれている。江戸時代中頃には御坊町に一括されているが(享保年間城下図)、天明年間(一七八一―八九)の城下図、天保九年(一八三八)の御領分明細記には七十間町が記されており、その後、大正四年(一九一五)御坊町に編入されるまで存在した町名である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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