七塚古墳群(読み)なつかこふんぐん

日本歴史地名大系 「七塚古墳群」の解説

七塚古墳群
なつかこふんぐん

[現在地名]水海道市羽生町 七塚

鬼怒きぬ川西岸の標高一五メートルの台地端に所在。南北約二五〇メートル・東西約九〇メートルの範囲に約一三基の古墳が存在。南端近くの前方後円(あるいは前方後方)墳は全長約三〇メートル、前方部幅約一五メートル、後円(方)部径約一二メートル、高さ約三メートル。埋葬主体部は墳丘南東麓にあり、東西三・六メートル、南北一メートル、深さ〇・七メートルの土壙を掘り、内部に木棺を安置したものと考えられ、上部から白色粘土が発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android