七廻塚古墳(読み)ななまわりづかこふん

日本歴史地名大系 「七廻塚古墳」の解説

七廻塚古墳
ななまわりづかこふん

[現在地名]中央区生実町 峠台

大覚寺山だいかくじやま古墳の西側に所在した円墳で、昭和三三年(一九五八)調査。直径五四メートル・高さ九メートルの大型円墳で、三基の埋葬施設と祭祀用遺物埋納施設が検出され、第二主体から立花・直刀・鉄鉾・鎌・斧が、第三主体から立花・鉄剣・鉄鉾・農工具が、祭祀用施設から変形四獣鏡、鋸歯文を有する特殊な石釧、石製模造品(刀子・鎌・剣・斧・棒状品)が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android