七蔵新田村(読み)しちぞうしんでんむら

日本歴史地名大系 「七蔵新田村」の解説

七蔵新田村
しちぞうしんでんむら

[現在地名]豊田町東名とうめい

天竜川下流左岸に沿い、中野戸なかのと村の西に位置する。元和五年(一六一九)中泉代官となった中野七蔵重吉の開発という(磐田の新田開発)。「遠淡海地志」によると、もとは中野戸村の新田であったが、同七年天竜川の大水で皆荒となり、同八年に平野三郎右衛門の知行所として再開発され、家数三軒で分村した。中野戸村の分郷旧記録には元和年中改新田、当初高七五石余とある(磐田の新田開発)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報