七里恒順(読み)しちり ごうじゅん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「七里恒順」の解説

七里恒順 しちり-ごうじゅん

1835-1900 幕末-明治時代の僧。
天保(てんぽう)6年7月11日生まれ。浄土真宗南渓(なんけい),月珠(げっしゅ)らにまなび,筑前(ちくぜん)(福岡県)博多の万行寺住職となる。西本願寺執行(しぎょう)職に数年間ついた以外は自坊をはなれず,甘露窟という私塾で教育や布教に専念した。明治33年1月29日死去。66歳。越後(えちご)(新潟県)出身。号は松花子。著作に「七里和上言行録」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「七里恒順」の意味・わかりやすい解説

七里恒順
しちりこうじゅん

[生]天保6(1835)
[没]1900
浄土真宗西本願寺派の僧。福岡県博多の万行寺の住職で,学徳高く感化が大きかった。著述に『観経しょ要』,語録に『七里和上言行録』などがある。

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