三一侍(読み)サンピンザムライ

デジタル大辞泉 「三一侍」の意味・読み・例文・類語

さんぴん‐ざむらい〔‐ざむらひ〕【三一侍】

《1年間の扶持が3両1分であったところから》江戸時代身分の低い武士を卑しんでいう語。三一奴さんぴんやっこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三一侍」の意味・読み・例文・類語

さんぴん‐ざむらい ‥ざむらひ【三一侍】

〘名〙 (一年の扶持が三両一分であったところから) 江戸時代、身分の低い侍、若党を卑しんでいう語。さんぴん奴。さんぴん野郎。三両侍。さんぴん。
※歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)序幕「浮世又平、中間の形(なり)。本庄助八、さんぴん侍(ザムラ)ひにて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android