三井家跡(読み)みついけあと

日本歴史地名大系 「三井家跡」の解説

三井家跡
みついけあと

[現在地名]中京区六角

江戸時代の豪商越後屋当主三井八郎兵衛家の邸宅六角ろつかく町西側にあり、西洞院通に及ぶ一千八〇〇坪を占めた。

越後屋は延宝元年(一六七三)に三井八郎兵衛高利が新町通六角の地に呉服店を開いたのに始まる。貞享年間(一六八四―八八)付近を買得して拡張。同時に京都両替店を開き、天和三年(一六八三)の江戸、元禄四年(一六九一)大坂を含めた三都両替店の「本店ほんだな」として商盛を極めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android