三助・三介(読み)さんすけ

精選版 日本国語大辞典 「三助・三介」の意味・読み・例文・類語

さん‐すけ【三助・三介】

〘名〙
① 江戸時代、下男・小者など奉公人通称。また、下女の通称「お三」とともに用いて飯炊き男をいう。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二九「三介か是は挑灯もつ所 一期の別れ今は泣けさて」
人情本仮名文章娘節用(1831‐34)前「竈の前の三介(サンスケ)が、相模出生(うまれ)のおさん殿と、物置の出合の国訛
② 特に、銭湯で、雇われて湯をわかしたり客の体を洗ったりする男の称。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「まだあついからうめや。おいねへ三助だのう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android