三卯田村(読み)みうだむら

日本歴史地名大系 「三卯田村」の解説

三卯田村
みうだむら

[現在地名]上対馬町西泊にしどまり 三宇田みうだ

西泊村の北にある。「津島紀略」では美宇田と訓じ、東岸にとの(訓は土乃左奇)があると記される。文明一六年(一四八四)一〇月四日の宗盛秀・桟敷原茂家連署所領注文写(豊崎郷給人等判物写)に「宗彦九郎方 もちとまりの分」として「一所 ミう田」とみえ、当所の入口田・前田まえだなどが宗大学・宗中務の所領であった。貞享三年(一六八六)の神社誌に三宇田村として花宮御前・地主じぬし山房やぶさが記されるが、元禄一六年(一七〇三)の対州郷村帳では西泊村の枝村して三宇田とみえ、同村の高のうち。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android