三坂峠(愛媛県)(読み)みさかとうげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三坂峠(愛媛県)」の意味・わかりやすい解説

三坂峠(愛媛県)
みさかとうげ

愛媛県中央部、松山市と上浮穴(かみうけな)郡久万高原(くまこうげん)町の境界にある峠。標高720メートル。江戸時代は土佐街道の、現在は国道33号の難所である。石鎚(いしづち)山脈の皿ヶ嶺(さらがみね)西端にあたり、太平洋側と瀬戸内海側の分水界で、峠の北側は中央構造線に沿う大断層崖(がい)をなしている。松山平野、瀬戸内海の展望に優れ、皿ヶ嶺連峰県立自然公園に指定されている。

[深石一夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android