三太夫(読み)サンダユウ

デジタル大辞泉 「三太夫」の意味・読み・例文・類語

さんだゆう〔サンダイフ〕【三夫】

もと華族金持ちの家で、家事会計をまかされていた家令執事などの俗称。
「頑固で、気の強い、年寄りの―がいた」〈志賀暗夜行路

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三太夫」の意味・読み・例文・類語

さんだゆう サンダイフ【三太夫】

〘名〙 華族や金持の家などで、家事や会計の仕事などをまかされていた男の通称。家令。家扶。執事。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二二「『左(と)も右(かく)もお控へめされ』と取次の三太夫(ダイフ)辻褄の合はぬことを言って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android