三太郎(読み)サンタロウ

デジタル大辞泉 「三太郎」の意味・読み・例文・類語

さんたろう〔サンタラウ〕【三太郎】

三太さんた1」に同じ。
三太2」に同じ。「大馬鹿三太郎
《「迷子の迷子の三太郎やあい」と呼んで捜したところから》迷子。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三太郎」の意味・読み・例文・類語

さんたろう サンタラウ【三太郎】

〘名〙
① 愚鈍な者をあざけっていう語。三太。
※雑俳・軽口頓作(1709)「あとを見る・そうれいなれぬ三太郎」
② (よく、名前につけられるところから) 商家に奉公する丁稚(でっち)小僧通称。三太。
浄瑠璃心中重井筒(1707)上「みぢんもいふことならぬぞがってんかといひければ、三太郎うなづき」
③ 迷子の別称。迷子を捜し歩く際に、みんなで声をそろえて「迷子の迷子の三太郎やあい」と呼んだという。
※雑俳・柳籠裏(1783‐86)三「三太郎の親夜(よっ)ひとい立っている」

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