三密瑜伽(読み)サンミツユガ

デジタル大辞泉 「三密瑜伽」の意味・読み・例文・類語

さんみつ‐ゆが【三密××伽】

行者三密と仏の三密とが相応・融合すること。瑜伽三密三密相応

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三密瑜伽」の意味・読み・例文・類語

さんみつ‐ゆが【三密瑜伽】

〘名〙 (「瑜伽」はyoga の音訳で、相応の意) 仏語。行者の三密が、如来(にょらい)の三密と相応融和すること。また、総じて真言行法をいう。三密相応。瑜伽三密。
※金刀比羅本保元(1220頃か)上「弘法高祖は、紀州南山をしめて、三密瑜伽(さんミツユガ)法水四海にそそき」

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世界大百科事典(旧版)内の三密瑜伽の言及

【神秘主義】より

ウパニシャッド(2)仏教 仏教がとったさまざまな歴史的形態の内でもっとも典型的に神秘的合一の立場を示しているのは密教である。密教行法の基本は,本尊を迎えてこれと身口意の三密において合一する三密瑜伽(さんみつゆが)である。本尊の結ぶ印契を身に結び,本尊の誦す真言を口に誦し,本尊の念ずる観念をこらすことによって感応道交一体となる。…

※「三密瑜伽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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