三方金(読み)サンボウキン

デジタル大辞泉 「三方金」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐きん〔サンバウ‐〕【三方金】

書物装丁で、天・地・前小口三方金箔を貼ったもの。「三方金の豪華本」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三方金」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐きん サンバウ‥【三方金】

〘名〙 書物の装丁で切り口にはった金箔(きんぱく)粘着剤で天・地・前小口にはられたもの。小口金。

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世界大百科事典(旧版)内の三方金の言及

【製本】より

…天金head giltをつける場合は,いちどに三方を切らず,まず天だけ切って金をつけ,それから前小口と罫下を切る。三方金edge giltの場合は,三方とも仕上げ裁ちしてから金をつける。天金などの小口装飾は,もともと小口から本が傷んだりほこりが侵入したりするのを防ぐために施されたものであるが,現在では装飾としての要素が強い。…

※「三方金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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