三木勘兵衛(読み)みき かんべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三木勘兵衛」の解説

三木勘兵衛 みき-かんべえ

?-1854 江戸時代後期の開拓者。
播磨(はりま)則直(のりなお)村(兵庫県姫路市)の人。天保(てんぽう)13年(1842)から大津茂川の河口を干拓し,伊予(いよ)(愛媛県),阿波(あわ)(徳島県)から無職の人々をあつめ衣食住牛馬を支給して開墾させた。嘉永(かえい)7年に村がひらかれ,勘兵衛新田と名づけられる。同年に死去

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「三木勘兵衛」の解説

三木勘兵衛

没年安政1(1854)
生年:生年不詳
幕末期の開拓者。播磨国飾西郡則直村(姫路市)の人。武蔵,安芸,伊予の困民を村外の荒れ地に集め,衣食住,牛馬,農具を給し,嘉永3(1850)年から3年間で戸数60戸の一村創設。安政1(1854)年に検地竿入が行われ,勘兵衛新田(姫路市大津区)と命名

(葉山禎作)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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