三木里浦(みきさとうら)とは？意味や使い方

日本歴史地名大系「三木里浦」の解説

[現在地名]尾鷲市三木里町

名柄（ながら）村の西、八十（やそ）川と沓（くつ）川に挟まれた丘陵台地にあり、村の中央を山後（やまご）川が流れ八十川河口に入る。集落中央を南北に熊野街道が通る。西行が当地で詠んだ歌が「山家集」に載る。

＜資料は省略されています＞

戦国時代は三木里浦に三鬼新八郎・東兵庫・大倉丹後・中村兵内・浜主殿・世古主計・大門主馬のいわゆる三木庄七人衆がおり、うち三鬼新八郎が最も強大で、三木里浦に館を構え三木浦に城を築いた（「三鬼島由緒書」世古家蔵）。

慶長検地高目録（和歌山県間藤氏蔵）に「三木里村」と記され家数七六。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で，天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25～30%含まれる。有機物の分解，たとえばセルロースの腐敗，発酵の際に生成され，沼気ともいわれる。また...