三滝渓(読み)みたきけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「三滝渓」の意味・わかりやすい解説

三滝渓
みたきけい

鳥取県東部、鳥取市河原(かわはら)町地区にある渓谷。県指定名勝。千代(せんだい)川の支流曳田(ひけた)川の上流には谷頭侵食により約6キロメートルにわたって奇岩や懸谷(けんこく)の瀑布(ばくふ)群がみられる。口、中、奥の三つに分かれ、口では権現森(ごんげんのもり)、中では魚留滝(うおどめのたき)、虹(にじ)ヶ滝(たき)、奥では白糸(しらいと)の滝を経て三滝つり橋上から高さ70メートルの千丈滝(せんじょうのたき)がみられる。周囲はブナ林ツクシシャクナゲエゾユズリハ群落などが茂り、またイワナヤマメで知られる。キャンプ場などがある。

[岩永 實]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android