三益(読み)さんえき

精選版 日本国語大辞典 「三益」の意味・読み・例文・類語

さん‐えき【三益】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三種類の利益
    1. [初出の実例]「三益(さんヱキ) 一には安分以養福二には寛胃以気三には省費以養財〈東坡䟽食三益〉」(出典:譬喩尽(1786)六)
  3. さんえきゆう(三益友)」の略。
    1. [初出の実例]「一岳一壑、三益三楽」(出典:経国集(827)一・和石上卿小山賦〈賀陽豊年〉)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐帰田園居詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「三益」の読み・字形・画数・意味

【三益】さんえき

有益な友人。〔論語、季氏〕三友、損三友あり。直きを友とし、諒(まこと)あるを友とし、多聞を友とするはなり。辟(べんぺき)(体裁ぶる)を友とし、善柔を友とし、佞(べんねい)を友とするは損なり。

字通「三」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android