三竿(読み)サンカン

デジタル大辞泉 「三竿」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん【三×竿】

《竹ざおを3本つないだほどの高さの意から》日や月が空高く昇ること。
旭日―時正さに八時ならんとす」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三竿」の意味・読み・例文・類語

さん‐かん【三竿】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「竿」は竹ざお ) 三本の竹、竹ざお。
    1. [初出の実例]「寒月や枯木の中の竹三竿」(出典:俳諧・蕪村句集(1784)冬)
  3. ( 竹ざおを三本つなぎ合わせたほどの高さというところから ) 日や月が高く昇ったこと。
    1. [初出の実例]「将軍金鼓五更過 白日三竿我自眠」(出典:東帰集(1364頃)和不聞足矣軒偶作)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐寄題潭州徐氏春暉亭詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「三竿」の読み・字形・画数・意味

【三竿】さんかん

日が高くなる。

字通「三」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android