三繋(読み)サンガイ

デジタル大辞泉 「三繋」の意味・読み・例文・類語

さん‐がい【三×繋/三懸/三掛】

馬具面繋おもがい胸繋むながい尻繋しりがいのこと。押し掛け。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三繋」の意味・わかりやすい解説

三繋
さんがい

面繋 (おもがい) ,胸繋尻繋総称。掛馬具 (かけばぐ) の一部分革紐または裂紐で,馬具を馬体に装着させるもの。ウマ頭部につけて轡 (くつわ) を保持するものを面繋,胸部から鞍にかけてつけるものを胸繋,鞍から尻にかけて掛けるものを尻繋という。奈良時代すでに革,組紐,織紐製のものがあり,また玉を連ねた玉三繋がある。

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