三色版(読み)サンショクバン

デジタル大辞泉 「三色版」の意味・読み・例文・類語

さんしょく‐ばん【三色版】

多色絵画・カラー写真などの原稿の3色分解撮影をし、網版法を用いてイエロー(黄)・マゼンタ赤紫)・シアン青緑)の3色のインキで刷り重ね、原稿どおりの色彩印刷をする方法。→色の三原色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三色版」の意味・読み・例文・類語

さんしょく‐ばん【三色版】

〘名〙 赤・黄・青の三原色を用いて、主に紙の上に自然色の印刷を行なったもの。現在もっとも広く用いられる版式は網目凸版である。書籍雑誌などの挿絵絵葉書などの印刷に応用されている。三色印刷。三色写真。さんしきばん。
※世間知らず(1912)〈武者小路実篤〉二「C子はゼーマンで出してゐる三色版を入れてある箱の中の絵を見ながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android