三菱グループ(読み)みつびしグループ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三菱グループ」の意味・わかりやすい解説

三菱グループ
みつびしグループ

三菱財閥系の企業集団。通常は三菱系企業の社長会「三菱金曜会」所属企業をさし,2019年現在のメンバーは AGC,キリンホールディングス,JXTGホールディングス,東京海上日動火災保険,ニコン日本郵船ピーエス三菱三菱アルミニウム三菱化工機,三菱ガス化学,三菱ケミカル,三菱ケミカルホールディングス三菱地所三菱自動車工業三菱重工業三菱商事三菱製鋼三菱製紙三菱倉庫,三菱総合研究所,三菱電機,三菱ふそうトラック・バス,三菱マテリアル三菱UFJ銀行,三菱UFJ証券ホールディングス,三菱UFJ信託銀行明治安田生命保険の 27社。また,三菱系企業グループの広報活動を目的とする「三菱広報委員会」には 2018年現在,金曜会のメンバーを含む 37社が参加している。組織をいかして新産業に取り組む意欲が強く,世界的にも高く評価されている。

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世界大百科事典(旧版)内の三菱グループの言及

【三菱財閥】より

…そして45年の敗戦時には,三菱本社(資本金2億4000万円)のもとに分社11社,関係16社,傍系51社が従い,その資本金合計は27億3281万円に達し,とくに造船,航空機,化学工業の分野では日本最大の比重をもっていた。
【財閥解体と三菱グループ】
 1945年の敗戦後に占領軍は財閥解体を民主化政策の主軸としたが,社長の岩崎小弥太は自発的な解体に反対し,指令直後に病死した。また,三菱商事は三井物産とともに47年に解散を命ぜられて140余の会社に分散,三菱重工業も過度経済力集中排除法(〈集中排除法〉の項参照)によって3分割されるなど,本社をはじめ三菱財閥もついに解体させられた。…

※「三菱グループ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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