三行半・三下半(読み)みくだりはん

精選版 日本国語大辞典 「三行半・三下半」の意味・読み・例文・類語

みくだり‐はん【三行半・三下半】

〘名〙 (三行半に書く習慣からいう)
江戸時代庶民の間で夫から妻または妻の父兄にあてた離別状の別称。
仮名草子・他我身の上(1657)三「その女房をも、三くだり半で埒をあけ」
② 転じて、離縁すること。離縁されること。また、比喩的に、関係を断つこと。
※歌舞伎・当龝八幡祭(1810)三幕「それが過ぎたら三下(クダ)り半(ハン)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android