三角不等式(読み)さんかくふとうしき(英語表記)trigonometric inequality

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三角不等式」の意味・わかりやすい解説

三角不等式
さんかくふとうしき
trigonometric inequality

(1) 未知角の三角関数を含む不等式のこと。未知角の値の範囲を求めることをこの三角不等式を解くという。 sin xa,cos xa などの不等式の解が解法基本になる。 (2) 距離空間での距離の関係

d(P,R)≦d(P,Q)+d(Q,R)

すなわち三角形の2辺の和は他の1辺より小さくない,という不等式を,三角不等式と呼ぶことがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android