三遊亭円朝(初代)(読み)さんゆうてい えんちょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三遊亭円朝(初代)」の解説

三遊亭円朝(初代) さんゆうてい-えんちょう

1839-1900 幕末-明治時代の落語家。
天保(てんぽう)10年4月1日生まれ。初代橘家円太郎の子。7歳で小円太を名のり,のち2代三遊亭円生門下となる。一時廃業して浮世絵をまなぶが,三遊派の再興をめざして円朝とあらため,復帰して真打となる。怪談噺(ばなし),芝居噺を得意とし,派手な高座と創作噺で人気をえた。明治33年8月11日死去。62歳。江戸出身。本名は出淵(いずぶち)次郎吉。作品に「怪談牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」「塩原多助一代記」など。
格言など】家奴(かかあ)があると銭の事ばかり云って仕事の邪魔になっていけませんから持たないんです(「名人長二」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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